【ネタバレ注意】ラストオブアス2をプレイした感想と多くの人が思ったあれに切り込んでみる
プレイ動画は以下urlから!
今はまだ、ただあるだけのチャンネルですがよければ登録もお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UCWIBbnNmwWkIvlgCTRDzQLw?sub_confirmation=1
そして本題ですが、遅ればせながらラスアス2をクリアしました!
感想としては、ラスアス2ロスに陥るくらいには楽しんでプレイしました!
プレイ済みの方が気になる部分といえば、ジョエルの死ですよね。
プレイ後に色々な感想を見ましたが、自分もプレイ中にジョエルが初対面の相手を警戒せずにパッと自己紹介しないでしょ!って口に出しました!
けど、回想シーンのジョエルを思い出して欲しいです。
ずっと父親の顔してましたよね……。
ギターを教えて、泳ぎを教えて、生き抜く術を背中で示して、誕生日にはエリーのためにスペースシャトルの発射音声のテープを贈ったりと、これを父親と呼ばずしてなんと呼ぶのか。
これは自分のツイートの引用ですが、過去の回想にもジョエルの衰えを感じさせるシーンがありました。
https://twitter.com/tsuki_nokara/status/1303431070918959104?s=21
この回想中に、ジョエルはエリーの窮地を救うためにブローターを近接武器で切り刻むので肉体的な衰えではなく、あくまでも精神的な意味での衰えです。
動画の中ではエリーにカバーしてもらい「うっかりしてたよ」とジョエルが言います。
衰えとは言いましたが、1であの地獄を生き抜いたジョエルが油断するほど幸せな時間の中にいたとも取れるのではないでしょうか?
しかし一方で、ジョエルの家に飾られた亡くなったサラの写真を見て取れるように、ジョエルは過去に犯した罪ごと背負って、今を生きているようにも感じました。
一部繰り返しになりますが、ジョエルは自分の過去を背負って幸せな時間を生きつつも、いつか自分が殺されてしまう未来も覚悟していたのではないかと思います。
「言いたいことがあるなら、さっさと言って終わらせたらどうだ?」
命乞いをせず、このような台詞が出て来ることからも自分はそう感じました。
毒気が完全に抜けてしまっているというような意味では、トミーを見ていてもそれを伺いしれます。
作中ではどんどん復讐心に蝕まれていくトミーですが、あれも過去に汚いことをやっていた頃のトミーが徐々に出てきているのでは?と思いました。
トミーの拷問現場(事後)を見て衝撃を受けていたディーナの発言からも、その片鱗が見えます。
個人的にはこの部分なんかをDLCなんかで補完して欲しいなんて思ったり思わなかったりしていますが。
少し逸れてしまいましたが、やはりジョエルには死んで欲しくなかったですね。
成長したエリーとジョエルが肩を並べて世界を見て回る内容でプレイしたかったというのも本音です。
制作者側が込めたかったこととしては、「自分が被害者であれば、相手には何もしても許される」という現代社会に対する皮肉にも似たメッセージが込められているようにも思えましたが、それ以外のメッセージも多数散りばめられているせいで何を伝えたいのか、込めたかったと思われるメッセージが強烈なメッセージなだけに、良い意味でボヤけてしまったように思えます。
あと触れたいシーンとしましては、ラストのアビーを殺せなかったシーンですね。
本当にラストのシーン、エリーはアビーを確実に殺せるという瞬間にジョエルの姿を頭に浮かべますが、これは恐らく「ジョエルは復讐を望んでいない」ということにエリーが気付いたシーンなんだと思います。
自分の財産の大半を差し出してコーヒーを購入したり、ギターを作ったりと、サラというたった1人の娘を失ってしまった過酷な世界に身を置きながらも完全に趣味に没頭しながら生きていたジョエル。
これは、エリーにもそう生きて欲しいというジョエルの願いが込められていたのではないかと思いました。
ジョエルの死後、復讐以外の生き方を忘れていたエリーは、ジョエルがずっと自分に対して生き方を背中で示してくれていたことに気付いたシーンのように感じました。
自分はラスアス2をプレイし終えた直後は「銃も無くて法律が生きてる世界に生きてて良かった」くらいの言葉しか出て来なかったので、ここまで語るのは申し訳ない気持ちになりますが、それでも良い作品だったと言えます。
クリエイター側も作っていて、プレイヤーから批判がされることは想定していた筈です。
それでも批判を恐れずにこの作品を作り上げ世に出したクリエイターには、僭越ながら敬意を表したいと考えます。
思ったことをズラズラと書いただけの文をここまで読んでくださった人に感謝です。
あと一言だけ言って本当に終わります。
マルチはよ。